「お金を自分の恋人だと思ってどういうタイプか紹介してください」
以前に「お金にもっと好かれるようになりたい」という方に、私はこのように話しました。
あなたならどのように紹介しますか?
その思い浮かんだ言葉によって、これから先の一生のお金との関係が分かるので、ぜひ考えてみてください。
お金の引き寄せとか金運アップとか、お金にもっと好かれたいという人も多いと思います。そのためには、お金についての苦手意識をなくしていく必要があります。
今あなたがお金についてどのような苦手意識があるのか?
それがわかる3つの質問を紹介していきます。
お金を引き寄せる前提条件
スピリチュアルが好きな方の中には、お金の引き寄せと言えば
金運アップの神社にお参りに行く
パワーストーンをたくさん身につける
満月の光で財布を浄化する
「●●するだけでお金が入る」系の動画をたくさん見る
など、これだけでお金が手に入ると考えている人が時々います。
実は、これらは無意識レベルでお金についての「ある思い込み」を持っている表れというのは、あまり気にしていない人が多いです。
この思い込みがお金を引き寄せられるかどうかの、とても大切な前提条件になりますので、まずそれを確認しましょう。
この前提条件を飛ばしてしまうと「もっと収入が欲しい」と願うだけの、ずっと無いものねだりの状態が続くことになります。
そして、このあとの3つの質問の意味もなくなってしまうので、どうしても先に話しておく必要があります。
その前提条件とは、冒頭の質問「お金を自分の恋人だと思ってどういうタイプか紹介してください」になります。
ここで出てくるイメージが、あなたのこれから先の生涯のお金への前提条件になるので、一番はじめにご自分を内観してほしいと思います。
頭の中でお金をイメージしてみて、思い浮かぶ言葉をそのまま紙やノートに書いてみるといいですね。最低3つは書いてみてください。
ここで出てきた言葉は、ご自分の潜在意識レベルの深い本音とつながっているので、お金について自分が本音ではどう思っているのかヒントになると思います。
例えば、誰かと仲良くなりたいとき「私はあなたのことが嫌いだけど仲良くなって」とは頼まないですよね?お金に好かれたいときも同じで、良いイメージが絶対に必要になります。
これがお金を引き寄せるための前提条件です。
例えばこの質問をしたある方の例で言えば
付き合うのは大変
居て欲しいときにいない
すぐに出て行く
などが出てきました。
ここでもし、お金についての良くないイメージが出てきたとしたら、人は本能的に嫌なものは遠ざけようとするので、お金が入ってくるようにはならないんですね。
自分でブロックしてしまう状態なので、お金の入り口を自分で閉じてしまうことになります。
神社にお参りにいったり、パワーグッズなどを身につけるだけでお金が手に入ると考える人がいるとすれば、それは言い換えれば「自分にはお金を自由に手に入れる力がない」という思い込みを持っている、ということです。
自分に力がないというのは自己肯定感が低い状態のことです。そういった状態は、心の浄化(と潜在意識レベルの浄化)によって変えることが可能です。
私が提唱する心の浄化法では、お金についての苦手意識やブレーキとなる思い込みをなくすことで、お金に対しての制限がなくなり人生をより良いものにすることができます。
お金に対してのブロックをなくしたい、生涯の金運をもっと上げたいという方はぜひ試していただければと思います。
お金へのイメージはどこから来るのか?
お金へのイメージのもとをたどると、実は親から来るものだったりするのを知っていますか?
幼いときにあなたが、お金について親からどんな口癖を言われてきたか?ちょっと思い出してみてください。
例えば、お金を触ったとき「汚いから手を洗いなさい」という口癖をずっと言われてきたら、大人になったとき「お金は汚い」というイメージがつきますよね?
人は汚いものは遠ざけようと無意識のうちにそうするので、お金との縁も遠くなっていきます。
あとよくあるのが、毎日会社に行くのが辛いとか、生活が苦しいと感じているとき
お金は我慢するもの
手に入らないもの
といった概念が植え付けられていきます。
今までの経験で感じたことがイメージになっていくので、まずはこの前提条件をご自分で内観してみてください。
お金へのイメージは親の口癖などの影響が大きい
お金を引き寄せる質問その1
それでは、前提条件がわかったところでお金を引き寄せるための自分への3つの質問をしていきましょう。
この質問をすることで、あなたの中にあるお金に対しての苦手意識が浮かび上がり、自分自身がお金についてどのような捉え方をしているかが分かります。
それでは1つ目の質問からです。

自分への質問1
お金を求めることにどんなイメージを持っていますか?
どんなイメージとは、お金を求めることが良いイメージですか?悪いイメージですか?ということです。
お金のスイッチはON / OFFしかないんですね。ふつうというのはないわけです。
自分が望んでいる分のお金が手に入るか、入らないか、その2つだけです。普通というのがないんです。
「生きていくのに困らなければ普通で良い」というのは、潜在意識レベルで本当に満足しているか、求めることへの諦めかのどちらかです。
なので、お金を求めることに良いイメージがあるか、ないか、それだけを内観してみます。
1つでも良くないイメージがあれば、それはお金を求めることへの苦手意識ですから、潜在意識レベルの浄化をしっかりすればスイッチはONになります。
良いイメージというのはストレートに言えば「お金を求めることにワクワクしているか、していないか」だと考えてください。
スイッチはON / OFFしかないので、ワクワクしていればON、していなければOFFです。それ以外のふつうとかはOFFに入るわけですね。
お金を求めることへのイメージは2つあって
お金を求めている自分へのイメージ
お金を求めている他人へのイメージ
があります。
お金を求めている自分へのイメージが良くないとどうなるか?
例えば、もっと収入を上げたいと思って転職活動をするとします。
でも、自分の中の深い本音での不快感があると、収入を上げるのが目的なのになぜか途中で「お金よりやりがいだ」みたいな感覚になるということが起こります。
実際にこういう事はまったく珍しくありません。
自分をワクワクさせるためにやりがいを求めているんですが、前提条件としてお金に対しての苦手意識、不快感がなければ、もっとスムーズに目的に向かって進むことができます。
もう一つの他人がお金を求めているイメージについてです。
仮に、両親が仕事で忙しくて大変そうな様子を見ていたら「お金を得るのは大変だなぁ」と子供心に思ったりします。
そういう親の姿を見て大人になったとき「自分もがんばろう」という気持ちになったりしますが、ワクワクするから頑張るのと、大変だけど頑張るのはぜんぜん意味が変わってきます。
お金を求めることも、親の口癖が何かなかったか、思い出してみると良い内観になります。
皆さんのお話を聞いていると、慎ましいのが美徳だとか、お金のことばっかり言うんじゃないみたいな親御さんはけっこう多いので、ご自分も小さいときのことを思い出してみてください。
お金を引き寄せる質問その2

自分への質問2
お金を受取ることにどんなイメージを持っていますか?
これもお金を求めるのと同じで、受取ることに良い、悪いのどちらのイメージを持っているかです。
ワクワクしていなければ、スイッチはOFFになります。
「お金を受取ることに悪いイメージを持つ人なんているの?」と思うかもしれません。
ですが実際は、日本は遠慮を美徳とする人がとても多いので、お金を受取ることに、不快感がある人がいます。
お金を受取ることが何か大きなものを背負うみたな感覚があったり、かしこまってしまう人もいます。
かつての会社員のときの私みたいに、昇格はしたくないけどお金だけ欲しいみたいなのは単なるわがままですが、そういうのは別としてお金を求めることへの不快感がなくても、受取ることに不快感があるとお金との縁はつながりません。
お金を受取るという場面に、良いイメージを持てない方と話していて感じるのは、お金を受取るときに緊張してしまう、襟を正してしまう、という方が多いようです。
罪悪感
遠慮することが美徳
大きな犠牲を伴う感覚
現状で満足しなければいけない感覚
こういうのは、スイッチがOFFになる感覚の例です。
例えば、仕事などで自分の仕事の価値(金額)を堂々と相手に伝えられない、受取ることができないなどが当てはまります。
よくお金の器と言いますが、器の大きさは経験で大きくもなりますが、一番影響するのは本人のお金に対するイメージです。
お金を受取るということに意識をフォーカスしたときに何を感じるか、ぜひ内観してみてください。
お金を引き寄せる質問その3

自分への質問3
お金を使うことにどんなイメージを持っていますか?
例えば、身近にこういう人いませんか?
節約して使わないことが美徳、高望みしてはいけないみたいな感覚を持っている人です。
もちろん、入ってくる以上には使えないですし、貯金を楽しみにしている人であれば節約することが楽しみにつながっているので、そういうのは良いんです。
そうではなく、何もないのにお金を使うことに抵抗感、恐怖心があるみたいな感じのことです。
子供のころ駄菓子屋さんに行ったことのある方は分かると思うのですが、100円玉を握りしめてその日に欲しいものをあれこれ選びながら手にしたワクワク感は、大人になっても忘れないですよね。
無駄遣いや浪費は論外として、人生を豊かにするためにお金を使うことは、何も悪いことではないです。
贅沢をしなくても自分のワクワクのためにお金を使うことは、スイッチがONになり自分の中の発電機がパワーアップするので人生全体にもプラスになります。
慎ましいのが美徳
お金を使う=浪費している感覚
心配していないと気が済まない感覚
もし仮に、自分の中で何となくこういう感覚があるときは、過去の経験のどこかでそう思うようになってスイッチを切ってしまったので、なぜそう思うのか?を過去の経験を思い出しながら内観してみてください。
お金への苦手意識を変えるワーク
では最後に、お金への苦手意識を変えていくきっかけになる、自宅で簡単にできるワークを1つ紹介します。
ワーク初心者向けの方法なので、誰でもできますから安心してください。
では早速、手順です。
ステップ①
テレビ、音楽を消し静かな状態で目を閉じてゆっくりと5回深呼吸します。
ステップ②
身体まるごと宇宙まで持っていき、頭の中で超高温で燃えさかる太陽をイメージします。
他にもマグマとか溶鉱炉とか超高温で燃えるものでイメージしやすいもので大丈夫です。
ステップ③
お金をイメージして出てきた良くない言葉に意識を軽くフォーカスしながら、まるごと太陽の中に投げ込みます。
太陽の中心は、1600万度という超高温なので、投げ込んだ良くない言葉やイメージが塵ひとつ残らず一瞬で燃え尽きるのを、頭のイメージの中で見届けます。
消えて無くなったと思ってからさらに倍ぐらいの時間をかけて見届けたら、5回深呼吸して終わりです。
一般的なワークでは、自分のネガティブなイメージに、ポジティブなイメージを上書きしていきますが、このワークはネガティブなものを燃やしてなくす(=浄化する)方法なので、効果が全然ちがいます。
部屋の掃除と同じで1回できれいにならなくても、やった分だけ減らしていけるのでぜひチャレンジしてみてください。
お金に対してのメンタルブロックは、使うのはワクワクするけど求めるのが苦手とか、お金を受取るのはワクワクするけど使うことに抵抗感があるとか、その人によってブレーキとなる感覚・感情がそれぞれ異なります。
使うばかりで入ってこなければ、もちろん破産しますが、その逆でも人生は豊かになりません。
入り口と出口のバランスが良くなるための 今日の3つの質問になります。
あなたご自身の3つのスイッチ、答えはどうでしたか?
世間一般ではお金にまつわる色々な考え方が、赤信号は止まれというぐらい当たり前にあります。
お金を稼ぐのは大変だとか、お金には謙虚なのが美徳だとか、そういうものです。
ですが、実際それも自分の捉え方のとおりに現実になっているだけなので、捉え方が変わると現実に変化が起こります。
現実が変わるためのエネルギーと歯車がかみ合うようになるからです。
そのためには気づかないうちに心の深い場所で持っている、無意識にあるお金への不快感を浄化することです。
人生は自作自演。
今日の3つのスイッチをご自分でしっかりチェックして、お金に愛される人生を送られてください。
まとめ
お金についての苦手意識がわかる質問は、お金を求める、受取る、使うことへどんなイメージを持っているか?ということでした。
また、お金そのものへの悪いイメージがないことが前提条件ということもお伝えしました。

Mikio / 心の浄化の専門家 JADP認定上級心理カウンセラー。交流分析、論理療法、認知療法、認知行動療法、フォーカシング、内観療法を会得。理想を叶えるための心のブレーキをなくしていくサポートをしています。