やりたいことが分からないという方へ。やりたいことが見つかる具体的な3つのステップ

心の悩みを浄化する

自分のやりたいことが分からない
自分のやりたいことが見つからない

ことで焦りを感じてモヤモヤしている方へ。

もう自分を苦しめるのは、今日かぎりでやめてください。

あなたがそう感じている理由は、実は無意識のうちに「自分らしく生きるために必要なもの」に気づいて、変化しようとしているサインだからです。

なぜそんなことが言えるのか、ほとんどの人が気づいていないある問題を糸口に、分かりやすくあなたにお伝えします。

やりたいことが分からない焦りや葛藤の理由

やりたいことを見つける具体的な3つのステップ。

今あなたはご自分の人生において、やりたいことが見つからない自分を責めたり、他の人が何かやりがいを見つけている姿を見て、自分には何かが欠けていると、決めつけたりしていませんか?

世の中には、目的のない生き方は意識が低い、目的を見つけた人こそ素晴らしい、みたいな見方が根強くあります。

そのせいで

「このままではいけない」
「でも何をすればいいか分からない」

みたいな焦りや葛藤に、苦しんでいる方も多いのではないでしょうか?

でも、大丈夫です。あなたがそういう葛藤で、自分を苦しめる必要はもうありません。

「やりたいことが分からない、見つけられない」と、悩み葛藤するあなたの感覚は、とてもまっとうで健全なものです。

とても大切なことですが、その葛藤の理由を考えずに「人は誰でもこの世に生まれた意味に気づかないといけない」といった決めつけの方が、本質からズレています。

あなたはこの記事を読み終える頃には、あなたはこれから先の人生を過ごしていく上で

①やりたいことが分からなくてモヤモヤし、このままじゃいけないという気持ちが、実はとても健全な感覚であったことに気づくことになります。

②そして、やりたいことが分からないという感覚がある人は、思いのままに人生をデザインするタイミングに来た、自分へのサインだったことが分かります。

③さらにあなたが自分らしい最高の人生を描ける、具体的な方法も手にすることができます。

人生で無意識に受けてきた影響力

それでは、早速本題に入っていきましょう。

なぜ私はやりたいことが分からない、現状を変えたいという焦りがある人こそ、まっとうな感覚の持ち主だとお話しているのか?

それは、その感覚が今までのご自分の人生の中で、無意識に受けてきたある影響力に気づいた証拠とも言えるからです。

無意識に受けてきた影響力への強い違和感、この強い違和感がやりたいことが分からない、でもこのままではいけないという感覚として、あなたが自覚しているからです 。

あなたの無意識の中で、世の中のほとんどの人が気にすることなく過ごしてきた当たり前の感覚、それに対して「何かちがう」ともう感じとっているんです。

その脳を通して伝わる無意識のシグナルが「この違和感のあるままで生きてはいけない、そっちじゃないよ」と強くメッセージを伝えているわけですね。

ではあなたが、無意識レベルですでに感じている、影響力とは一体何のことでしょうか?

それを言葉にして整理できたとき、ご自分のこの感覚は間違っていなかったことを、あなたにもきっと確信してもらえるようになります。

あなたがこれまで何十年と受けてきた影響力、それは

ダブルバインドです。

ダブルバインドとは、2つの矛盾したメッセージが同時に伝えられ、受け手がこの矛盾した状況から逃れられない、結果として受け手に精神的ストレスや混乱が生じる状態のことです。

例えば、親が子供に「好きなアイスを買っていいよ」と言っていたのに、森永ビエネッタを選ぶと「それは高いからダメ」と否定され、ガリガリくんを買わされる。

これが、ダブルバインドです。

このような矛盾したメッセージによって理不尽なことをされた子供は、自分の意見や選択が否定されることを恐れ、自己主張をしなくなります。

「自分の意見を言っても、どうせまた否定される」と考えるようになるからです。

そして、親からの条件付きの愛情表現により、子どもは「勉強や運動ができなくなったら見捨てられるかも」と不安を感じ、自分に自信を持てなくなります。

それが、自己肯定感の低下です。

さらに、ダブルバインドによって、自分の意見を抑制された子どもが社会に出ると、他者を脅して自分の思い通りにコントロールしようとする傾向が出てきます。

例えば会社で、上司が部下の社員に対して「分からないことがあったら何でも聞いていいよ」と言っておきながら、質問をすると「そのぐらい自分で調べろ、社会人としてヤバいよ」と罵るなどは、ダブルバインドによって間違ったコミュニケーションを覚えてしまった例です。

また、ダブルバインドを受けた子どもは、親の言葉の裏に隠されたメッセージを、無意識に読み取るようになります。

親の顔色をうかがい、自分の意思よりも親の願いを優先してしまい、自分で考えることをやめてしまうことがあります。

これが無意識による思考停止です。

自分の正直な気持ちを話すと「それはダメだ」と抑圧され、そのために自分の中で

「私は自分の考えを言ってはいけない」

と、正直に言うことを封印してしまった、そういう方が多くいらっしゃいます。

自分の気持ちを正直に言ってはいけない、言ったら親の期待を裏切ることになる、だったらもう考えるのをやめよう、そういう苦しい経験を持つ方もいると思います。

そして実は、あなた自身がこの

ダブルバインドを自分自身に向けてしまった状態

例えるなら「自己ダブルバインド」とも呼べる、心の中で2つの矛盾したメッセージに葛藤している状態。

それこそがあなたの持っている「やりたいことが分からない」ことへの、焦りやモヤモヤの正体です。

「こういう自分になりたい」

過去のどこかでそういう願いを持ったことがあったとしても、うまくいくはずがないからダメ、失敗するからダメ、と自分で蓋をしてしまった状態、それが自分へ向けたダブルバインドです。

そうやって、自分のポジティブな部分に蓋をして押さえ込むことに、ほとんどの人は何の違和感もなく人生を捧げています。

「もっと自主性を持って仕事をしろ」と言いながら、同時に「指示通りに仕事しろ」と言われ

「効率的に仕事を進めろ」と言われながら、片方で「もっと丁寧な仕事をしろ」と言われる。

これは極端な例かもしれませんが、毎日こうした経験を生活のためには仕方ないと割り切って、我慢しつづける。

それによって、いつしか自分にも「こんな人生はイヤだ」というメッセージを伝えながら、もう片方では「我慢しなさい」と言い聞かせつづけ、矛盾した2つのメッセージでダブルバインドを自分に向けてしまう。

そんな生き方を、あなたは無意識レベルで「これは望んだ人生ではない」と感じ取り、自分の中の矛盾を解消したいと抵抗していると言えます。

これが、やりたいことが分からないことへの、焦りやモヤモヤの感覚が、まっとうで健全であるとお話している理由です。

そして、あなたの感じている感覚をわかりやすく言語化したものです。

実はこれはとても嬉しいことで、あなた自身が世の中の「常識」から解放されて自分の心に正直になり、より自分らしく生きるための創造的な人生をデザインしたいという気持ちが、無意識レベルで芽ばえ始めていることを意味します。

つまり今、やりたいことが見つからないと思っている人は、自分を大切にする素晴らしいチャンスを手にしていると、受取ることができるわけです。

やりたいことを見つける心の土台

私はそのような方たちに、ご自分の人生の中で楽しみなこと、やりたいことを見つけてもらえるように、全力でサポートしたいと思っています。

やりたいことをよりスムーズに見つけていくためには、心の土台を整えておくことがもっとも効果的です。

心の土台を整えるとは無自覚に持っている「潜在意識の中にある理想へのブレーキとなる感覚、感情、思い込みなどを無くすこと」です。

人間関係、仕事、お金、人生そのものなど、人は各テーマごとに特有の思い込みを持っています。

その中には理想や夢に向かうことを邪魔するもの、心の荷物もたくさんあります。

そういった邪魔なものがなくなれば、追い風を受けたヨットのように理想に向かってより速く進むことができます。

さらに言えば「やりたいことを見つけなければいけない」というのも、思い込みの1つです。

自分がやりたいことは強制されるものではないので、心の荷物がなくなると自然に見えてきたりします。

それを踏まえた上で、どうしたら自分のやりたいことを見つけることが出来るのか、具体的な3つのステップをご紹介します。

やりたいことを見つけるための具体的な3つのステップ

自分のやりたいことを見つけ、それにエネルギーを向けて、ご自分の人生を変化させていく。そのための3つのステップです。

STEP①

やりたくないことをリストアップする

人間の脳は「ネガティブバイアス」という、ポジティブよりもネガティブな情報に、より強く反応するようになっています。

人であれば誰でも持っているものなので、このワークは人を選ばないので誰でもできます。

やりたいことを見つけるのは大変かもしれませんが、やりたくないことなら、それよりも簡単に探すことができます。

ここでリストアップしたものはあなたの今の潜在意識にある、バラバラになった「やりたくないことパズル」のピースのようなものです。

パズルを完成させるために必要になるので、思いつくかぎりリストアップします。

参考までに私が起業するきっかけとなった、やりたくないことの例をお見せします。

「私がやりたくないこと」
①誰かの価値観で仕事をすること
②生活のためだけに仕事をすること
③低所得、長時間で働くこと
④時間が長く感じる仕事をすること
⑤お客さまの「ありがとう」が見えないこと
⑥雑踏の中で働くこと
⑦人間関係に疲弊すること

このように、あなたも自分の中のやりたくないことを、感じるままに一覧にしてみましょう。

・洗濯物を干すのに天気を気にして仕事に出かけること
・授業参観のために半日休みを取るのを気にすること
・毎日に充実感がないこと
・旅行が安い時期に仕事の休みが取れないこと

など人それぞれあると思います。それをリストアップしてみましょう。

STEP②

「やりたくないことパズル」を完成させる

「私のやりたくないこと」リストをつなぎ合わせて、パズルを完成させたらどんな言葉ができるか、考えてみてください。

1つ1つの言葉から分からなくても、つなぎ合わせてパズル全体としてみると、共通するものが見えてきます。

例えばの私の場合であれば、完成したパズルに浮かび上がった言葉は「組織に属した生き方やめる」でした。

もし、リストアップした一覧が多すぎて、まとまらないという方は、いくつかのグループに分けてみましょう。

例えば、仕事、人間関係、親、生き方といったように、グループ分けをしてみます。

グループ分けをした中で、共通する言葉を見つけて、最後にそれぞれのグループの言葉をつなぎ合わせて、どのような言葉が完成するのか考えてみます。

STEP③

やりたいことリストに変換する

完成したリストを全部、反対の言葉に書き換えて「やりたいことリスト」に変換します。

例えば、私の場合であればこのようになりました。

「私がやりたいこと」
①自分の価値観で仕事をする
②やりがいのある仕事をする
③高所得、自由な時間で働く
④時間が短く感じる仕事をする
⑤お客さまの「ありがとう」が見える
⑥1人のリラックスした環境で働く
⑦人間関係が良好

これであなたは今「やりたいことが分からない」人から「やりたいことがある」人に変わることができたわけです。

脳のカラーバス効果の使い方

では、この「私がやりたいこと」リストを、具体的にどのように使えば良いのでしょうか?

人間の脳は、膨大な情報の中から、自分にとって重要な情報を選び出す機能があります。

これにより、特定の情報を意識していると、それに関連する情報がより目立って目に付くようになります。

自分が決めたことや意識したことを脳が理解すると、それに関連したことが目に止まりやすくなるわけです。

これをカラーバス効果と言います。

例えば、自分がこの形のバッグが欲しいと思ったら、街中でその形のバッグが目に止まるようになる、これがカラーバス効果です。

自分が決めたことに対し、脳が自然にナビゲートしてくれて、その情報が集まるようになります。

このナビゲートをしてもらうときに、ネガティブに強く反応するエネルギーをポジティブのために使うことで、あなたは自分のやりたいことに大きく近づきます。

「私がやりたいこと」リストの一番上から、1個ずつで良いので意識します。

それは、あなたが何か欲しいものがあるときに、それを頭の中で気に留めておく感覚、それと同じような感覚です。

普段の生活の中で、やりたいことリストのその1個だけで良いので、当てはまるものを意識しておきます。1個に当てはまるものを見つけたら、次は2番目に進みます。つまり、1番目と2番目の両方に当てはまるものを探していくということです。

そうやって最終的にはすべてが当てはまるものを、見つけていくんです。

すぐに見つからないとしても、最初に1歩踏み出すことから始めてみてください。

この記事を見る前までのあなたは「やりたいことが分からない」ことへの焦りやモヤモヤを感じ、自分を責めたり、自分には何かが欠けていると、決めつけていたかもしれません。

ですが、そういった感覚が健全なものであったことを知り「やりたいことを見つける」方法も手にされました。

この時点で自動的に、その先の未来つまり「やりたいことを実現する」までのステップの半分を、もうすでに達成していることになります。

同時にそれは、あなたがこれまで自分に向けてきた、自己ダブルバインドと葛藤してきたことが無駄ではなかったことを意味しています。

あなたのようにご自分の人生を良くすることに前向きな方に少しでもお役に立てばうれしいです。

まとめ

やりたいことが分からないことへの焦りやモヤモヤは自分へ向けたダブルバインドが原因ということ
やりたいことを見つけるために
1.やりたくないことリストをつくり
2.やりたくないことパズルを完成させ
3.やりたくないことを変換する
ということでした。そして、心の浄化により邪魔な感覚、感情をクリアにすることが大切ということもお伝えしました。
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Mikio / 心の浄化の専門家
JADP認定上級心理カウンセラー。交流分析、論理療法、認知療法、認知行動療法、フォーカシング、内観療法を会得。理想を叶えるための心のブレーキをなくしていくサポートをしています。

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